テキストサンプル〜其の1〜


【 俺 】やっと、ついた・・。
【 鳴 】やや、燃え尽きたよ。
【鳩 子】(真っ白)
【 俺 】鳩子姉・・死んでるね。
【 鳴 】じゃぁ、置いて行こう。
【 俺 】そうも行かないだろ。
【 鳴 】じゃぁ、引きずって行こう!
【 俺 】じゃ、それで。

・・・。

【 俺 】・・随分混んでるんだな。 これがコミケ・・。
【 俺 】いや、正確には前夜祭・・これがまだ前夜祭だと言うのか・・。
【鳩 子】・・・。
【 鳴 】さっきのバスよりすごいよぉ・・。
【 鳴 】それに、男の人ばっかりで・・やっぱりちょっと場違いだったかなぁ。
【 恋 】でも、皆、楽しそうですよね。
【 鳴 】え? ・・どちら様ですか?
【 俺 】れ、恋さん! 本当に来てくれたんだ!
【 恋 】☆☆☆君が来てもいいって言ってくれたから・・。
【 俺 】そんな俺なんかの発言で・・。
【 鳴 】・・お兄ちゃん。 この人、誰。
【 俺 】この人って、鳴、失礼だぞ! あ〜、えと、こっち、妹の鳴です。
【 恋 】こんにちわ、鳴さん。 私は蒼井恋って言います。
【 鳴 】・・・。
【 俺 】ほら、挨拶。
【 鳴 】コニチワ。
【 俺 】で、こっちで死んでるのは・・ってあれ?
【鳩 子】姉の鳩子。 よろしくね。
【 恋 】初めまして、こちらこそよろしくお願いします。
【鳩 子】弟の☆☆☆とは、どういうお知り合い?
【 恋 】それは・・。
【 俺 】学院で知り合った友人だよ!
【鳩 子】学院で・・?
【鳩 子】へぇ〜、目立つ感じなのに・・あまり学院では見ない顔ね。
【 俺 】鳩子姉と違って、無闇にエロオーラを放ってないからだろ。
【鳩 子】ふ〜ん・・で、この娘なの? ☆☆☆。
【 俺 】な、何がだよ。
【鳩 子】なるほどね。
【 俺 】何がなるほど!
【鳩 子】アタシが、何年アンタの姉をやってると思う。
【 俺 】はぁ・・? わけわからん。
【 鳴 】・・・。
【 恋 】でも、良かった。 ☆☆☆君にすぐ会えて。
【 恋 】たくさん人がいるから、すれ違いになりそうで・・。
【 俺 】いや、もう電話をかけてくれれば、どんな状況でも探し出しますよ。
【 俺 】(この命にかけて)
【 俺 】あ、そう言えば・・恋さん・・?
【 恋 】はい?
【 俺 】携帯の番号って・・。
【 恋 】ごめんなさい。 携帯電話はもってないから。
【 俺 】そ、そっか。 はは・・。
【鳩 子】残念だったわね、☆☆☆には教えたくないって。
【 俺 】う・・。
【 恋 】いえ・・本当に持ってないんです・・。
【 俺 】と、とにかく、行きましょう。
【 俺 】まひこ達と合流しなきゃ、ですから。


※本編へと続きます。


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