【鳩 子】運転手さん、やっぱり行き先変更。 【鳩 子】さっき話した会場に、一番近い駅のバス亭でおろして。 【運転手】あいよ。 【 俺 】チ。 【 鳴 】ケチ。 【鳩 子】あ、あんたらねぇ〜・・。 ブウゥゥゥン・・・キィィィッ! 【 俺 】お、丁度バスも停まってるぞ! 【 鳴 】ナイスタイミングだね! 【鳩 子】嘘でしょ・・あれに乗るの!? 何なのよ・・あの行列は・・。 【 鳴 】人がたくさんで、楽しそうだね! ・・・。 【鳩 子】ちょっと、信じられないんだけど・・! 【 鳴 】うぅ〜・・せ、狭いよ〜・・辛いよ〜・・楽しくないよ〜。 【 俺 】まだだ! まだ結論を出すのは早い! 今は我慢だ! 【鳩 子】でもさぁ。 このバスに乗ってる人達って・・。 【鳩 子】恐らくアタシ達と目的地一緒だよね。 【 俺 】・・可能性は高い。 【鳩 子】あ、ありえない。 この状況であと何時間・・。 【 俺 】そんなにかからないって。 【 鳴 】コミケって・・イベントの度にこんな思いするのかな。 【 俺 】ゆ、夢を諦めないで! キィィィ・・。 【 鳴 】わ、うわわわ・・。 ゴスッ! 【 俺 】ゴア・・! 頭突き・・? め、鳴・・少し気をつけろよ! 【 鳴 】そんなの無理だよぉ・・急にブレーキかかるんだもん。 【 俺 】つか、離れてくれ。 【 鳴 】無理だよぉ! 【 俺 】じゃ、せめて、手の向きを変えさせてくれ。 【 鳴 】きゃっ!! お兄ちゃん!? 【 俺 】何。 【 鳴 】・・今、おっぱい触ったぁ・・。 【 俺 】さ、触ってないって! キィィィ・・。 【鳩 子】あ〜れ〜。 ギュッ! 【 俺 】イギー! は・・鳩子姉・・足踏むな〜・・! 【鳩 子】しょうがないでしょ! この状況じゃ! いいからそっちに行ってよ! 【 俺 】無理だ! それよりこっちに体向けるな! 変な所があたってる! 【鳩 子】変な所って言うな! てか、体の向きを変えるスペースがないの! 【 俺 】んなこと言ったって、ムニっと感がうざいんだよ! 【鳩 子】ムニって言うな! あ! ちょっと、鼻の下伸ばさないでよ! ☆☆☆! 【鳩 子】家族に欲情するなんて・・信じられない。 最低ね。 【 俺 】アホか! キィィィ・・。 【鳩 子】ちょっと抱き締めないで! 胸が苦しい! 【 鳴 】お、お兄ちゃん!? 【 俺 】何! 【 鳴 】・・また、おっぱい触ったぁ・・。 【 俺 】・・・。 【 俺 】ブチ。 【 俺 】ええい! 【 俺 】2人共、乳でかすぎなんだよ! ゴラ! 【鳩 子】・・・。 【 鳴 】・・・。 【 俺 】あ・・言っちゃった。 ビィィィィィィィィ! ガタン!! 【鳩 子】止まったみたいよ。 【 鳴 】て、停留所っぽいよ。 【 俺 】ま、まさか・・。 ゾロゾロゾロゾロ・・。 【 俺 】マジで? 乗せる気!?この状況で? 【鳩 子】アタシ・・今回が最初で最後ね。 【 鳴 】鳴も・・かもしれない。 ・・・。 【 鳴 】ひ、ひ〜! 【鳩 子】む、無理。 【 俺 】ウッホーーー! キレテナーイ! 【鳩 子】きれてんじゃない! ずるいわよ! ☆☆☆! 【鳩 子】いち早く壊れることで、危機から逃げようだなんて! 【 鳴 】でもさ・・鳴は思うのね。 【 鳴 】ティーソーダがコンビニで売ってるのを見る度に・・。 【 鳴 】「ティー」&「ソーダ」は何か「違う」って感じるの。 あひゃ。 【鳩 子】め、鳴まで・・! 何て理性のない身内なの! 【鳩 子】こ、こうなったら・・アタシだけでも理性を保ったままも乗り切ってやるわ。 【鳩 子】ふ・・ふふふ・・サウナダイエットで培った根性・・見せてあげる! 【鳩 子】いざとなったら強いのは、やっぱり大人の女なのヨォォォォ!! ブゥゥゥン |