あらすじ


例えば、そこを歩くサラリーマン。
目の前を通りすぎる車の運転手。
行ったこともない本屋の店員さん。
縁もゆかりもない誰か
もしかしたら身近にいる隣人
そんな様々な人種が第2の生を営むオンラインゲームの世界。

舞台は「セブンウォーリアーズオンライン(SWO)」

SWOで新たに生まれた主人公は、何をすべきかを見出せないでいた。
虚無感を抱きつつ…誰と過ごすこともなく…ただレベル上げを行う日々。

そんなある時、ゲーム内で盗賊(プレイヤーキラー/PK)に襲われる主人公。
PKとは同じ人間、モニターの向こうで操作する人がいるキャラクター。
そのベテランPKの刃に何も出来ないまま死する初心者の主人公。
目の前には、自分のキャラクターの死体。
PKの去り際に糸をひく空気が、やたら殺伐としていた。

「ネットゲーって面白くない」
それが、この世界の印象。

けれど。
次の日、出会った人の名前は「MONNBRUN」
互いに初心者。
旅先で出会い。
ある冒険の最中から惹かれ。

一緒になって少しずつ、強くなっていく時間を経て。
今は「会ってみたい」と思っていた。
現実で会ってみたいと。

――リアルの君は、どんな人?

純粋にとか、やましい目的がとか。
そんな事、考える余裕はなかった。

――それ、私もちょっと気になってた。
思いもよらない、承諾の言葉。

2人だけの些細なオフ会が開かれることになった。

後日、待ち合わせの場所。
約束の時間に待っていた彼女。
その人は実は…。




Copyright © G.J?/ 「七人のオンラインゲーマーズ」制作スタッフ